草刈り前の状態

草刈りは何故するの?

庭に生い茂る草。刈ったと思ったのにいつの間にか生えている草。
勝手に生えてくるなら放っておきたいですがそうすると荒地にしか見えない。
何故草刈りをしないといけないのでしょう。

①生活のし易さのため

家や庭に草(雑草)が生い茂ると虫達の格好の住処になります。
そのまま草の中にいてくれるなら良いのですがそうも行きません。
確実に家の中に入ってきます。
独特な臭いを出すカメムシが何故か家の中にいてビックリしたことはありませんか?
全てではありませんが家と庭の境界が草によって薄れてしまい侵入してしまうことがあります。

また、この虫達がいることで更に面倒なことを引き起こします。
アライグマやハクビシン、タヌキなどの訪問です。
この動物達は雑食で虫達を食べるために草の多いところに出没しますが、 家や庭で草が生い茂ってしまうと訪問を許してしまうのです。
虫を食べるだけではなくその動物が家に居着いてしまう危険性もあるのです。
居着いてしまうと草刈りどころではない面倒なことになります。

②景観のため

これは気にしない人にとっては気にしないでしょう。
筆者の幼少時に草刈りをせずに草がぼうぼうになっている家がありました。
この家、人が住んでいるのにも関わらず「お化け屋敷」とか「幽霊屋敷」なんて言われていました。
どうしても草が生い茂っている=人が住んでいないと思われがちですので
景観上の問題となりやすいです。

③売却時の査定金額

これも②に近いのですが持ち家を売却、若しくは賃貸に出すときに査定金額に差がでます。 不動産会社にそのまま売却するときだけではなく、その先にいる購入者が高くかってくれないのです。
想像すると分かりやすいですが、同じ広さ同じ築年数でも金額が変わってしまいます。
条件にもよりますが50万円から100万円ぐらい差が出ることもあります。
ちゃんとした不動産会社でしたら査定する前に教えてくれますが教えてくれない場合もあります。
草刈りの有無だけで金額に差が出ますので、不動産をどうにかしたいのでしたら草刈りはしといた方が良いでしょう。

草刈りはいつするのか?

草刈りの準備

公共の公園や河川敷などでは年2回程度は草刈りをしていますが、
私たちが草刈りをするのはいつ、何回すべきなのでしょうか?

基本は梅雨前、梅雨後、夏場、秋。 ただし回数は場所による。

草に限らず多くの植物は暖かくなる春以降に成長します。
これは草刈りの対象でもある雑草でも同じです。
では春頃からするのが良いかといえば違います。 勿論時間がある方はしても構いませんが効率良く草刈りをしたいのでしたら 梅雨前にするのが良いです。
梅雨後にも刈ることにはなるのですが、梅雨前に一度しておくと苦労が軽減されます。

梅雨後とありますが、勿論雨の日ではありません。
雨が止んで晴れた日の次の日が狙い目です。 これは植物が成長する光合成と関係があります。
光合成は「二酸化炭素+水+太陽光」ですが、二酸化炭素は空気中にありますが 水は芝を植えていない限り人は与えませんので雨、太陽光は晴れの日に最大に得ることができます。 梅雨後はこれに最適なシチュエーションになります。
草が伸びた所で刈ってしまうことで草刈りの回数を軽減できます

夏場ですが、この季節だけは地域やその時の状況にもよります。
例えば、1993年のような冷夏になってしまった場合は草刈りの回数は1回とかになるでしょう。
草刈りとしては楽ですが農作物に影響が大きすぎて草刈り以外で大変になります。
逆に太陽が照っているときは場所にもよりますが週に1回することもあります。

最後に秋のころです。
夏場の暑さが収まって草の成長が止まるころに刈っておくと冬場のキレイですし、次年度の春の成長を遅くすることで梅雨前まで草刈りをしないで済む状況を作ることができます。

草刈りの服装

草刈りは暑いので短パンにTシャツでしたいものですがそれは止めておきましょう。
最初の項目でも書きましたが虫が居る可能性が高いです。
バッタとかしか居ないなんてことは少なく噛んでくるタイプや毒を持っているタイプもいますので皮膚が露出している服装は止めましょう。
サンダルも厳禁です
それ以外にも草に触れることでアレルギー性皮膚炎が出てしまう(ドクダミ、ブタクサ)ことがあるのでやはり長袖の服装にしましょう。

草を刈るのにハサミやスコップ、鎌を使う人はあまり関係ありませんが 電動草刈機を使うときは保護メガネ(目元を守るプラスチック製のもの)も付けた方が良いです。
後は付けるとダサくなるとか言われますが麦わら帽子も付けておきましょう。
草刈りをするのが夏場が多く日射病、熱射病を防ぐためです。
プロは付けていないこともありますが、プロは圧倒的に早く仕事を終えれるからですね。

草刈り鎌?草刈り機?

草刈りをするのに鎌で良いのか草刈り機を用意した方が良いのか難しいですが、
結論から言えば草刈りの範囲が広くないならば鎌で十分です。
範囲が広くなるならば草刈り機の出番になります。
どのぐらいから広いのかは難しいですが、草刈り鎌を振ってみて腰が痛くなっても 終わらないのでしたら草刈り機をお勧めします。

草刈り機も1万円以下から10万円を超える製品があります。
安価な商品は充電式が多く、連続使用時間によって差が出ていることが多いです。
高価な商品はエンジン式が多く、ハイパワーな点で充電式を凌駕しています。
どれを選ぶかはその方の草刈り範囲によります。
あとはレーキ(熊手)を用意しておくと刈ったあとの草をまとめるのに便利です。

草刈りを終えた後の草は?

草刈りをすると刈った草が手に入る訳ですがどう処分すれば良いのでしょうか。
何パターンかあるので合うものを選んでください。

×自分で焼却する。
昔ならできましたが今は許可されていません。
農家の方など業務上必要なものは特別に許可されていますが一般人は許可されていません。 よってこれは選べません。
廃棄物の処理及び清掃に関する法律

①自治体に処分してもらう

金額や条件が各自治体によって違うので詳細は自治体に問い合わせて欲しいのですが、 草の処分をお願いすることができます。

②乾燥させて堆肥にする

庭で観葉植物や野菜を育てているなら刈った草を堆肥にすることもお勧めです。
刈った草をブルーシートなどに乗せて日光で乾燥させ草の種が発芽しないようにしたら作る準備OKです。
乾燥させた草の大体体積比5%程度の米ぬかを入れて混ぜて下さい。
それを使いたい場所の土と合わせて堆肥の保管場所に入れます。
後は月に一度は下から混ぜる必要があります。 大体半年程度で完成します。
発酵分解させないといけないのでブルーシートを被せて湿度を確保することを忘れずに。

③乾燥させて土に埋める

上記の堆肥化するのは面倒、処分費を出すのも嫌なら乾燥させて土に埋める方法もあります。 自然に戻すのでコレが一番良いと言われています。

④専門業者に任せる

上記のどれも自分が動きますが、そんな時間が無い方にはコレが一番お勧めです。 専門業者に任せる場合は草刈りもできるので時間の有効活用もできます。
みんなの草刈り屋さんに相談する

自分でやるのが大変なときは

これまで自分で草刈りをするのを前提に話を書いてきましたが、そもそも草刈りをする時間が無い方のほうが多いのではないでしょうか。
そのような場合は専門業者に任せましょう。
場所による効果的な方法や飛散防止処理も知っていますし、装備を自分でそろえる必要もありません。

みんなの草刈り屋さん」では現地でご要望を聞いてから見積もり書をお作りします。
作業の前にはクレームにならないようにご近所への挨拶もしています。
ご自分で草刈りをするのが大変なときは是非お問い合わせください。